画像ファイルの色を変更してアイコン(ico)を作成するGIMPの操作手順とは?

【投稿者コメント】


【キーワード】

[画像の色を変更して]、[アイコンで書き出して]、[ショートカットに登録]


【件名】

「画像ファイルの色を変更してアイコン(ico)を作成するGIMPの操作手順とは?」


【投稿本文】


 画像ファイルをアプリのショートカットのアイコン(ico)として、色を自由に変えて登録する場合の操作手順を以下に示す。

 尚、画像ファイルの色変更は、画像編集アプリ(無償)の「GIMP」を使用している。

 「画像編集アプリ(無償)」の「GIMP」の機能や使い方の詳細は、

・「オープンソースで開発されている定番のグラフィックソフトGIMP
 https://freesoft-100.com/review/gimp.php

 を、「GIMP」のインストール元は、

・「Microsoft Store/GIMP
 https://apps.microsoft.com/detail/XPDM27W10192Q0?hl=ja-JP&gl=JP

 を参照頂きたい。

 

【追 記】(2023年11月29日)

 当方の投稿は、大抵は、或る意図・目的・問題提起を伴うものだ。

 但し、格段の意図・目的を持たない「孫写真」や「今日の昼飯・夕飯写真」等の投稿を事さらに批判するつもりは、更々、ないが・・・

 今回の投稿の目的・意図・問題提起は以下の通りだ。

【1】現在のWindows11で提供されている「ペイント」等の標準的な画像編集アプリに、よく使う機会の多い、使いやすい「色変更」機能が搭載されていない

 WindowsOSは、Windows95以来、28年間も経(た)ち、ChatGPT等の創生機能を搭載するまでになったが、画像編集機能の代表的な、使う機会の多い「色変更」機能すら、OS標準アプリの「ペイント」等に搭載されていないのは、問題だろう。

 「ペイント」等で、全く、「色変更」が出来ない訳ではないが、その操作手順は、とても煩雑で、使いやすいものとはなっていない。

 だからと云って、いきなり、有償アプリの「画像編集ソフト」やサブスク(月額・年額)料金制の「Adobe社」の「Photshop」等を使えと云うのも敷居が高過ぎる!

 PCユーザの便宜性・便益性を考慮すれば、必ずしも、多くのPCユーザが望んではいない、ChatGPT等の創生機能の実装よりも、現在、多くのPCユーザが望む、「ペイント」等の標準的な画像編集アプリに「色変更」機能等を実装すべきだ!

 ある意味、Windows11へのChatGPT等の創生機能の実装は、PCユーザの期待する機能と云うより、Microsoft社の企業戦略・営業戦略・企業エゴに沿ったものだから、WindowsOSの28年間の歴史をMicrosoft社が大事に思うのなら、もう少し、PCユーザの要望・期待に沿ってもよいのではなかろうか?

【2】画像編集アプリのAdobe社の「Photshop」等や「Adobeクラウド」は、サブスク制(月額・年額料金製)を使いたくないPCユーザの意図に沿っていない

 上記【1】項に依り、WindowsOSで提供されている「ペイント」等の標準的な画像編集アプリに、使いやすい「色変更」機能が実装されていないのなら、画像編集アプリのAdobe社の「Photshop」等や「Adobeクラウド」を使えと云う事になりやすいが、PCユーザの中には、サブスク料金制や「Adobeクラウド」での画像データ保管を問題視する向きも多い。

 最近、クラウドでのデータ保管サービスの「Googleドライブ」で、「データ消失事故」が発生したばかりだ。

 特に、写真家とか出版社とかコンテンツ保管機関(図書館等)の画像創生・保管処理の専門家は、クラウドでの画像データ保管に懸念を持ち、専用のローカル(サーバ)保管システムを構築するのが常識になっている。

 データセンタに集約した「クラウドサーバ」の維持管理事故や通信回線事故で、サービス停止やデータ損失に追い込まれば、たちまち、PCユーザの画像編集業務は停止してしまう。

【3】登録料金の妥当性が確保されれば、「Microsoftストアアプリ」は、Windowsアプリの安全性の維持に、一定の役割は果たしている

 最近、ECで「Appleストア」のアプリ登録制が独禁法に抵触すると云う事で、アプリ提供がAppleストア以外に脱獄提供も可能となったが、「Microsoftストアアプリ」は、アプリ登録に際して、悪性コード混入のチェック・監査が実行されるから、PCユーザの安全性を維持するのに、一定の役割は果たしている!

 そう云う意味で、上記では、無償アプリの「GIMP」のインストールは、Microsoftストアアプリの「GIMP」の使用をお勧めしている。

 何はともあれ、たかだか、画像の色を変える位の些末(さまつ)な事で大騒ぎするのがおかしいのだ!

 そもそも、画像ファイルの「色コード」変更処理程度の事が、28年間の歴史を持つ、WindowsOSの標準アプリで、容易に出来ないのは、おかしいと思いませんか?

 そもそも、多くのPCユーザが望まないのに、AI!AI!AI!と大騒ぎして、「Windows11へChatGPT等の創生機能を実装」する前に、もっとやるべき事があるだろう!と思いませんか?

 無償ソフトの「GIMP」は最初の頃は、イマイチで使いやすいものではなかったが、長年の改修・機能改善で、相当に、使いやすく、安定した機能を果たすものへ変貌しており、「一般の有償アプリ」やサブスク制の「Abobe Photshop/Abobeクラウド」を好まぬPCユーザへお勧めしたい。


【注】本稿で記載した、アプリ、ソフト、ハードウェア、URL、操作手順、記載内容の完全性・網羅性を保証するものではありません。使用・導入・採用は自己責任となります。具体的なソフト名、製品名、ベンダー名は単なる事例であり、必ずしも、使用・導入を推奨するものではありません。


【画像ファイルの色を変更してアイコン(ico)を作成するGIMPの操作手順】


 はじめに、GIMPを開いて、編集したい画像をインポートします。

①ツールの中から「矩形選択」を選択し、色を変更したい部分を選択します。矩形選択ツールを使うには楕円選択にカーソルを合わせた状態で、Rを押します。すると矩形選択が選択されます。今回は全体を選択しました。(添付図1参照)

②メニューから「色 > 色相-彩度」を選択します。(添付図2参照)

③表示されるウィンドウで、変更したい色に近い色を選択します。今回は赤色(R)を選択します。全体の色味を一度に変更したい場合はマスター(A)を選択します。(添付図3参照)

④「色相」スライダーを左右に動かして、色相を変えます。(添付図4参照)

icoファイルで書き出す場合は、「ファイル/名前を付けてエクスポート(x)」をクリックします。(添付図5参照)

⑥「ファイル形式の選択(T)」をクリックします。(添付図6参照)

⑦「Microsoft Windowsアイコン(ico)」をクリックします。(添付図7参照)

⑧「名前(N)」と「フォルダの中に保存(F)」を確認して、下の[エクスポート(E)]ボタンをクリックします。(添付図8参照)

⑨表示されたダイヤログの[エクスポート(E)]ボタンをクリックします。(添付図9参照)

 尚、「GIMPでの色変更/特定の色だけ変える」場合の操作手順は、以下の通り。

 はじめに、GIMPを開いて、メニューから「ファイル」→「開く/インポート」を選択して、色を変更したい画像を読み込む。

⑩メニューから「色」→「カラーマッピング」→「色交換(C)」をクリックします。(添付図10参照)

⑪「色交換」ウィンドウが表示されたら、「From Color」の右側のアイコンをクリックします。次に、キャンバス上で変更したい色をクリックします。今回はアイコンの緑を選択します。(添付図11参照)

 

⑫同じウィンドウ内で、「To Color」の右側の色をクリックします。そして、変換後の色を選び、「OK」をクリックします。今回は少し色味の違う赤を選択しました。プレビューを参考にしながら、「Red Threshold」「Green Threshold」「Blue Threshold」のスライダーを横にドラッグして色の範囲を調整します。スライダーの右側の数値を直接入力することで、より細かく調整することも可能です。今回は、すべての値を0.000にしました。(添付図12参照)

⑬下にブレンディングオプションがあり、その中に「不透明度」という項目があります。これを選択し色の透明度を好みの値まで調整します。(添付図13参照)

⑭「Color Exchange」ウィンドウで、「OK」をクリックします。これで、指定した色が新しい色に変更されます。(添付図14参照)

 以下、上記⑤~⑨の手順でicoファイルで書き出す。