【投稿者コメント】
【キーワード】
[判り難いUSB規格]、[確認すべきUSB仕様]、[仕様明示した物を買え]
【件名】
「USB Type-Cの仕様を判り易く、簡潔に説明!/最大ケーブル長さに要注意! 製品購入に際して確認したい!/イラっとする「USB Type-Cの仕様が分からない問題」をこれで解決」
【投稿本文】
以下は、規格の区分・構成・表示が複雑で、PCユーザには判りにくく、不便な「USB Type-Cの仕様」を判り易く、簡潔に示す、良い資料だ。
「USB Type-C端末製品」や「USB Type-Cケーブル」を購入したが、意図した性能が出なかったと云う経験のある方は多いだろう。
特に、性能保証可能なケーブル最大長さには要注意だ。
規格の中には、80cm以下のものもあり、意外と、短い。
この「ケーブル最大長さ」は見落としがちだ。
ケーブル長さオーバーで性能が出ないと云う事を回避したい。
(そもそも、性能が出ない長さのケーブルを販売すると云うのは頂けないが)
そこで、今後、「USB Type-Cケーブル」を購入する場合等で、下記の報告は、役立つだろう。
製品のカタログ・製品紹介等で、下記の仕様を確認した上で購入頂きたい。
逆に、製品のカタログ・製品紹介等で、下記の仕様を確認出来ないものは購入すべきではない。
以下の添付図等をPCのデスクトップへ貼り付けて、必要な時に参照出来る様にしたい。
【以下転載】
https://kn.itmedia.co.jp/kn/articles/2312/01/news048.html
「イラっとする「USB Type-Cの仕様が分からない問題」をこれで解決:737th Lap」
[キーマンズネット] 2023年12月01日 07時00分 公開
ぱっと見は同じUSB Type-Cケーブルに見えても「これ何に使えるんだっけ?」と思うことがある。
こうしたユーザーの悩みを解決する、ある方法が生み出された。
◇
外見は同じように見えるUSB Type-Cケーブルでも「デバイスは動かないけど、充電だけはできる」など、ケーブルによって仕様が異なることに憤りを覚えたことがある人もいるだろう。
ちょっぴりイラっとするこの問題に終止符を打つ、ある秘策が編み出された。この問題をどう解決しようというのか。
USB Type-Cケーブルに起こりがちな問題の解決方法を提示したのは、ゲーム配信者向けにビデオキャプチャーデバイスやコントローラー、ライティング機器などの製品を販売するElgatoだ。
オーディオエンジニアでありゲーム配信者としても著名なMatt “Spike” McWilliams氏によれば、Elgatoの製品がこのUSB Type-Cにまつわる問題を解決するという。
McWilliams氏は「X」(旧Twitter)に、「Elgatoの製品はグローバルスタンダードになるべきだ」と称賛のポストを贈った。
Tech系情報サイト「The Verge」がそのことを記事で紹介したことでさらなる話題になった。
McWilliams氏が称賛したのは、Elgatoのテレプロンプターに付属していたUSB Type-Cケーブルだ。
彼のポストに添付された画像では、USB Type-Cケーブルのコネクター部分に、「3.0」という規格名と「5Gbps」という最大転送速度が刻印されている。
これで「USB 3.0」(「USB 3.1 Gen 1」および「USB 3.2 Gen 1」)に対応するUSB Type-Cケーブルであることが一目で分かる。
特に「USB 3.x」はバージョンが上がるにつれて「Gen」表記が付くなど分かりにくいが、これでその問題も解消されるというわけだ。
以下は、USB Type-Cケーブルが対応する規格名と最大転送速度、ケーブル長をまとめたものだ。
・USB 2.0(480Mbps、4m)
・USB 3.1 Gen 1(5Gbps、2m)
・USB 3.1 Gen 2(10Gbps、1m)
・USB 3.2 Gen 1(5Gbps、2m)
・USB 3.2 Gen 2(10Gbps、1m)
・USB 3.2 Gen 2 x2(20Gbps、1m)
・USB4 Gen 2 x2(20Gbps、1m)
・USB4 Gen 3 x2(40Gbps、0.8m)
・Thunderbolt 3(40Gbps、0.8cm)
・Thunderbolt 4(40Gbps、2m)
ケーブルは表記以下の長さでなければ規格に沿った最大転送速度が出ない可能性がある。
つまり、長すぎては思うように速度が出ないということだ。
さらにUSB Type-Cには「USB PD(USB Power Delivery)」という電力供給規格が定められている。
最大240W(ワット)までの給電が可能だが、ケーブルによっては最大15W/30W/60W/100Wというように対応する給電能力が異なる。
そして、USB Type-Cケーブルの最大転送速度とUSB PDについては大は小を兼ねる。
最大転送速度が大きければ、その速度未満の規格にも対応する。
しかし、その逆はできない。充電するのに20W必要なスマートフォンなら30W対応のケーブルで給電できるが、60Wが必要なノートPCには給電できない。
つまり接続するデバイスを正しく使いこなすためには、使うUSB Type-Cケーブルの素性を正確に把握する必要があるわけだ。
そのためにも、USBの規格を制定するUSB-IF(USBインプリメンターズ・フォーラム)は、下図のようなアイコンをパッケージおよびケーブルに刻印することを推奨する。
添付図_(出典:「USB-IF Logo Trademark License Agreement and Usage Guidelines」)
カラーのアイコンはパッケージに、モノクロのアイコンはケーブルに刻印する。
これなら最大転送速度も給電能力も一目で分かる。
だが、推奨であって義務ではないので、今のところは広く使われているわけではない。
そのため、Elgato製のケーブルに刻印された規格と速度表記が有効であるとMcWilliams氏は称賛したのだ。
そしてこの盛り上がりを受けてElgatoのシニアバイスプレジデントであるJulian Fest氏は、今後同社の製品に付属するUSBケーブルおよびHDMIケーブルには必ずスペックを刻印するとXに投稿した。
デバイスがうまく動作しない場合でも「ケーブルが技術的な原因かどうかを推測する必要はなくなる」とし、ユーザの不満をこれ以上増さないことを表明した。
The Vergeの編集者であるTom Warren氏は「全てのメーカーがこれを採用してほしい」と語る。
USB Type-Cケーブルにはっきりと刻印されたスペックは、今後、われわれのデジタルライフをより便利にしてくれる可能性を秘めているのかもしれない。