バグ連発のWinOSに代わる候補が「ChromeOS Flex」か?/Win10サポート切れでも「ChromeOS Flex」ならPCを使い続けられるとGoogleが猛アピール

【投稿者コメント】(追記に付き再掲載)


【キーワード】

[安全で早いOS台頭か]、[当り前を実現するOS]、[ユーザ本位へ戻れ]


【件名】

「「Windows10のサポートが切れてもChromeOS Flexを入れればPCを使い続けられる」とGoogleが猛アピール/バグ連発で、WindowsOSを見放した代替OSの候補が「ChromeOS Flex」か/その特徴は、①安全でランサムウェア被害皆無、②ChromeブラウザのGUI、③速くて軽い、④検証済みアプリと仮想化アプリでWindowsアプリが使える、⑤ほぼ全てのWindows端末での利用が可能で、簡単にインストール可能」


【投稿本文】


 「Windows 11 KB5034765でタスクバーやスタートメニュー、パフォーマンスに関する問題が発生」( https://windows4298.rssing.com/chan-24739496/latest-article12-live.php )に依れば、今月、2024年2月の月例Windows Updateに於いても、相変わらず、Windows11の致命的なバグは、一向に解消どころか、拡大・深刻化するだけだ。

 ここで、いい加減、WindowsOSに見切りをつけたPCユーザが、代替OSの候補とするのが、下記の【以下転載1】の「ChromeOS Flex」だろう。

 一言で云うと、「ChromeOS Flex」とは、MicrosoftのWindowsOS開発の大失敗の裏替えしのデスクトップOSだ。その特徴は、

①安全性を最重要視する

②無用な機能を搭載せずに、高速軽量を旨とする

③自動更新して、安全性と高速軽量化を維持する

④OS機能とブラウザ等のアプリ機能を明確に分離して可用性を維持する(【以下転載2】参照)

⑤既存のWindowsアプリが走行出来る「仮想化アプリ機能」を実装する(既存データの流用が可能)

⑥容易に既存のWindowsPCにインストール出来るので、試用が簡単(但し、ドライブは初期化される)

 ゆえに、WindowsOSの体たらくに辟易(へきえき)した、WindowsPCユーザに、遊休端末やセカンド端末のWindowsPCへ、USBメモリでインストールして、試しに使ってみる事をお勧めしたい。

 つい最近、Microsoftは、従来の計画の、「Windows12は、Windows11の延長線!」戦略を見直して、WindowsOSのこれ以上の改正・改良・機能追加は、物理的に無理と判断して、

 Microsoft版の「ChromeOS Flex」として、「Linuxベースの新規デスクトップOS」を「Windows12」として、新規開発すべく、企業戦略を見直して、

 当初、2024年6月に提供開始予定の「Windows12」の提供時期を2025年以降に延期している。

 もし、「Linuxベースの新規デスクトップOS」が「Windows12」だとすれば、提供時期が遅れるほど、デスクトップOSの、「ChromeOS Flex」からの奪還は不可能となって、早期に、「デスクトップOSのディファクト・スタンダード」=「ChromeOS Flex」は、ほぼ、既定路線化してしまうだけだ!

 ここで、Googleは、「ChromeOS Flex」の評判が良く、ユーザ数が増えれば、Microsoftの物真似の、凶悪な、「生成系アプリ」=「ChatGPT」にかまけずに、企業リソース(人・物・金・時間)をデスクトップOSの「ChromeOS Flex」の機能強化・拡充・充実・高性能化に全力投入すれば、やがて、IT市場勢力図を一新するかも・・・

 「ChromeOS Flex」の台頭は、「糞OSのWindowsOS」と「凶悪アプリのChatGPT」にとどめを刺すだけでも、世界の慶事であり、多くのPCユーザの希望だ!


【追 記 1】(2024年2月19日)

 ここで、重要な点を追記したい。それは、下記の【以下転載3】に示す如く、「ChromeOS FlexとChromeOSの違い」を事前に、十分に把握・理解しておく事だ。

 下記の【以下転載3】に依れば、

 思いの外、「WindowsPC」と「ChromeOSデバイス(Chromebook)」との違いは大きい!

・「WindowsPC」へ「ChromeOS Flex」を導入しても、「ChromeOS」のFull機能はサポートされない!

・要するに、不用意に、「WindowsPC」へ「ChromeOS Flex」を導入すると、BIOS攻撃を受けたらひとたまりもなく、脆弱である!

・「WindowsPC」へ「ChromeOS Flex」を導入したら、BIOS攻撃に対する防御策を確実に実行する必要がある!

・古い「WindowsPC」は、「UEFIセキュアブート」や「BIOSファームウェアUEFIファームウェアの自動更新機能」や「TPM/暗号化機能」を実装していないので、BIOS攻撃には無防備で脆弱である!

・従って、古い「WindowsPC」へ「ChromeOS Flex」をインストール出来ても、「ChromeOS」並みのセキュリティは担保されない事に留意すべきだ!

・ゆえに、「ChromeOS」をFullサポートで、正しく、安全に使用するには、「ChromeOS」専用端末の「Chromebook」を導入せざるを得ない!

・「ChromeOS Flex」のBIOSの安全性に関しては、BIOS攻撃に対する防御策を確実に実行しない限り、十分な安全性は担保さない点に留意すべきだ! 元々、古いWindowsPCは、TPMやセキュアブート等のハード要件は満たしていない!

 当初、「WindowsPC」への「ChromeOS Flex」のインストールは追加インストールで、Windows環境は残されると思っていたが、「古いPCはChromebookにしてしまえ!「ChromeOS Flex」の使い方」( https://ascii.jp/elem/000/004/142/4142043/ )に依れば、「ChromeOS Flex」をインストールするとドライブは初期化されて、Windows環境は削除される様だ。

 

【追 記 2】(2024年2月19日)

20240219_「ChromeOS Flexで古いPCを再生してみよう」
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/ih_column-05.html
に依れば、

①「PCの起動領域にインストールするか、USBメモリから起動して利用するかを選べる」との事で、最初の評価の時には、USBメモリから利用して、使えそうであれば、実際にインストールして使ってみるのがよい。

②アプリケーションのインストールに使われる、「Playストア」が使えないので、「ChromeBook」で使えるアプリケーションを、「ChromeOS Flexの環境」へインストール出来ないので、業務で、「ChromeOS Flex」を使う場合は、以下のパターンの使い方になってくる。

(1)Google Chromeのブラウザベースで動作する業務アプリ(SaaS型アプリ)を利用
(2)Google Driveに保存して、ドキュメントやスプレッドシートを利用
(3)Microsoft OneDriveに保存して、ブラウザ版Microsoft WordやExcelを利用

(2)の利用の仕方が、ChomeOS Flexの使い方として想定された使い方になっているので、必要なファイルは全て「Google Drive」で管理して、直接ドキュメントやスプレッドシートでサーバ側へ編集・上書きしていく使い方になる。
(3)この使い方も(2)と同様に、サーバ側の「Microsoft M365」を使う。

要するに、Chromebookに搭載されているChromeOSと異なり、Google Playでアプリをインストール出来ないので、SaaS型やGoogle DriveMicrosoft OneDriveを使ったクラウド業務アプリを利用する業務形態になる。

 

【追 記 3】(2024年2月19日)

・「Googleの軽量OS「ChromeOS Flex」、豊富なLinuxアプリを使える」
 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02261/112100002/?P=6

 に依ると、「隠し技=離れ業」として、


■USB接続のストレージに導入する

 ChromeOS Flexインストーラーは、インストール先を選択出来ずに、インストール先のストレージを初期化してChromeOS Flex専用にしてしまうが、既存のWindowsLinuxを消したくない場合もあるだろう。

 そう云う場合には、一時的にPCの内蔵ドライブ(HDD/SSD)のCドライブを取り外して、USB接続の外付けドライブだけを接続すると、USB接続ドライブへ「ChromeOS Flex」をインストール出来る。

 インストール完了したら、PCの内蔵ドライブのCドライブを元に戻して、起動デバイスの選択でUSB接続ドライブを選択すると、USB接続ドライブから「ChromeOS Flex」が起動する。

 ノートPC等の機種に依って、内蔵ドライブを取り外しにくい場合もあるが、そう云う場合は、UEFIBIOSの設定で内蔵ドライブを一時的に無効化しよう。後は、外付けUSB接続ドライブへのインストールが可能だ。尚、インストールの実施に際しては、PCの電源を入れても内蔵ドライブからWindows等が起動せずに、無効化されている状態である事を確認しよう。又、重要なデータ等は事前に、バックアップしておこう。
』とあるが、ここまでして、試行に値する「ChromeOS Flex」なのか?

 「ChromeOS Flex」は、WindowsOSに取って替わる、「デスクトップOS」と云うより、超軽量OSの「シンクライアントOS」=「クラウドアプリ駆動用OS」に過ぎない!

 

【以下転載1】

https://gigazine.net/news/20240216-windows-10-devices-to-chromeos-flex/
「「Windows10のサポートが切れてもChromeOS Flexを入れればPCを使い続けられる」とGoogleが猛アピール」
                      Gigazine 2024年02月16日 14時33分

 

添付図1

 

 Windows 10のサポートが2025年10月で終了すると大量のジャンクが発生するという懸念がある中、Googleが「ChromeOS Flexをインストールすることで廃棄せずに使い続けることができます」とアピールしています。

・「11 Ways You Win with ChromeOS Flex | Google Cloud Blog」(「ChromeOS Flexで勝つ11の方法|Google Cloud Blog」)
 https://cloud.google.com/blog/products/chrome-enterprise/11-ways-you-win-with-chromeos-flex/

添付図2

 Windows 10は2025年10月14日でのサポート終了が決定しています。Windows 11への移行があまり進んでおらず、まだまだWindows 10が圧倒的なシェアを誇っているため、サポート切れに伴い大量の廃棄品が発生すると懸念されています。

・「Windows10サポート終了で大量のジャンクが発生するとして抗議の署名活動がスタート -GIGAZINE
 https://gigazine.net/news/20231031-pirg-microsoft-windows-10-support/

添付図3

 対応策としてGoogleが主張しているのが、既存のWindows搭載PCへのインストールが可能で自動更新により寿命を伸ばすことができ、またハードウェア更新コストも下げられる「ChromeOS Flex」の導入です。

 ChromeOS Flexの導入方法については以下の記事にまとめています。

・「古いPCをサクサク動作に復活させるGoogle製OS「ChromeOS Flex」のインストール手順まとめ-GIGAZINE
 https://gigazine.net/news/20220723-chrome-os-flex-install/

添付図4

 GoogleはChromeOS Flexのメリットとして以下の11点を挙げています。

◆1:安全
ChromeOS Flexはセキュリティを第一原則として設計されており、データ暗号化、自動更新、サンドボックスなどの機能が脅威からの保護に役立ちます。また、2024年2月時点でChromeOS Flexへのランサムウェア攻撃の成功例は1つもないとのこと。

◆2:なじみがある
ChromeOS Flexは主要UIとしてブラウザ・Google Chromeを使っているので、過去にGoogle Chromeを使ったことがあればすでにおなじみのUIで使用することができます。

◆3:生産性向上
ChromeOS Flexは高速かつ効率的に設計されていて、4週間ごとの自動更新で常に最新状態に保たれるので反応速度の低下がなく、チームの生産性向上に役立つとのこと。

◆4:管理が簡単
ChromeOS FlexWindows端末とMac端末を最新化すると、Google管理コンソールから簡単に端末を管理できるようになります。

◆5:ビジネスアプリケーションとの連携
ChromeOS Flexは、Googleによって検証された最適なサードパーティー製品を安心して導入可能。また、仮想化アプリを用いることで、これまでWindowsで使ってきたソフトウェアもそのままシームレスに利用することができます。

◆6:フレキシブル
ChromeOS Flex向けとして約600種類の端末が認定されているので、ほぼすべての端末での利用が可能です。USBメモリからのインストールで、既存OSを消去することなく、わずか5分でインストール可能です。

◆7:サポートコスト削減
ChromeOS Flexは自動更新のためメンテナンスの手間がかからず、サポートの必要性が軽減されます。

◆8:ハードウェアコスト削減
ChromeOS Flexは導入にあたって新たな端末を購入する必要がなく、既存の端末へのインストールが可能です。

◆9:電子廃棄物の削減
既存の端末にインストールが可能なことによって、端末の耐用年数を延ばして、廃棄物を減らすことができます。

◆10:エネルギー効率がいい
ChromeOS Flexを導入した端末は、他の同等のOSを実行した時と比べて、エネルギー消費が平均で19%減るとのこと。

◆11:あらゆる規模のビジネスに最適
シンプルな管理機能とセキュリティ機能を備え、コスト効率が高いので、成長途上にある中小企業でも、大企業でも、最適なスケーラブルソリューションだとのことです。
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    (省略)
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関連記事:

・「Windows10のサポートは拡張セキュリティ更新プログラムにより最大3年延長可能-GIGAZINE
・「学校が大量に導入したChromebookがソフトウェアの更新期限切れで大量廃棄の危機に直面-GIGAZINE
・「教育現場に導入されたChromebookが導入からたった3年で壊れ始めており修理も困難で持続性が低いことが報告される-GIGAZINE
・「ChromeOSでブラウザとOSを分離する計画「Project Lacros」が一般向けにリリース間近か-GIGAZINE


【以下転載2】

https://gigazine.net/news/20230804-chromeos-116-project-lacros/
「ChromeOSでブラウザとOSを分離する計画「Project Lacros」が一般向けにリリース間近か」
                      Gigazine  2023年08月04日 09時00分

 

添付図5

 

 Googleが長年進めてきたChromeOSとChromeブラウザを分割するプロジェクト「Project Lacros」が間もなく一般向けにリリースされるようだと報じられました。

・「ChromeOS 116 may begin the Lacros browser push to Chromebooks」(「ChromeOS 116は、ChromebookへのLacrosブラウザのプッシュを開始するかもしれない」)
 https://www.aboutchromebooks.com/news/chromeos-116-may-begin-the-lacros-browser-push-to-chromebooks/

添付図6

・「ChromeOS is splitting the browser from the OS, getting more Linux-y | Ars Technica」(「ChromeOSはOSからブラウザを分離し、よりLinux的になる|アルス・テクニカ」)
 https://arstechnica.com/gadgets/2023/08/google-is-finally-separating-chrome-from-chromeos-for-easier-updates/

添付図7

 Googleによれば、ChromeOSではシステムUIとウェブブラウザは同じバイナになっていたそうです。そこで、ChromeOSのLinux部分とChromeブラウザが分割され、それぞれを独立してアップデートできるようになったとのこと。Project Lacrosの「Lacros」は、「Linux And ChRome OS」の略だそうです。

 Googleは、システムUIであるLinux部分を「ash-chrome」、ウェブブラウザ部分を「lacros-chrome」と呼んでおり、「Project LacrosにはChromeOSのOS部分の改良も含まれており、LacrosはWaylandのサポートを強化したLinuxChromeのことだといえます」と述べています。

 ChromeOSはグラフィックススタックとして、最初はLinuxの「X11」を、2015年のChromeOS M41からはGoogleが開発した「Freon」を採用していましたが、ChromeOS 116からはWaylandのサポートが強化されることで、再びLinuxのグラフィックスタックを使用することになります。

添付図8

 デフォルトのブラウザはこれまでChromeOS用のGoogle Chromeでしたが、Lacrosに切り替わるとのこと。LacrosはこれまでのChromeOSでも有効化することで使用できましたが、ChromeOS用のChromeとLacrosの両方が表示されたそうです。Chrome関連の話題を扱うブログ「About Chromebooks」は、ChromeOS 116でのコード変更でLacrosがデフォルトで有効になっていたことから、ChromeOS 116から公式にLacrosに切り替わるのではないかと見ています。

 IT系ニュースサイトのArs Technicaは、Project Lacrosがデフォルトで有効になることで、ChromeOSのアップデートが簡単になり、古いChromeOSデバイスの寿命が延びるかもしれないと述べています。

関連記事:

・「学校が大量に導入したChromebookがソフトウェアの更新期限切れで大量廃棄の危機に直面-GIGAZINE
・「LinuxのデスクトップOSシェアが3%に到達、ChromeOSも合算すれば7%台-GIGAZINE
・「古いPCやMacをサクサク動作に復活させる「ChromeOS Flex」が正式リリース-GIGAZINE
・「古いPCをサクサク動作に復活させるGoogle製OS「ChromeOS Flex」のインストール手順まとめ-GIGAZINE


【以下転載3】

https://support.google.com/chromeosflex/answer/11542901?hl=ja
「ChromeOS FlexとChromeOSの違い」

 ChromeOSとChromeOS Flexでは、基盤となるテクノロジーおよび管理ツールが同じです。WindowsMacLinuxバイスにChromeOS Flexをインストールすると、ChromeOSのほとんどの機能とメリットを利用できます。ただし、ChromeOS Flexには、Chromebook、Chromebox、Chromebaseのみで利用できるChromeOSとは大きく異なる点があります。

■セキュリティ

・確認付きブートとGoogleセキュリティチップ:

 ChromeOSデバイスにはGoogleセキュリティチップ( https://chromium.googlesource.com/chromiumos/platform/ec/+/cr50_stab/docs/cr50_vboot_troubleshooting.md )が搭載されており、システムの保護とハードウェアおよびOSの信頼性の保証に役立ちます。ChromeOS FlexバイスにはGoogleセキュリティチップが搭載されていないため、ChromeOSの確認付きブート( https://www.chromium.org/chromium-os/chromiumos-design-docs/verified-boot )の手順は利用できません。

 代わりに、ChromeOS Flexブートローダー機能がMicrosoftで審査、承認されたため、UEFIセキュアブートに対応できます。セキュアブートでは、ChromeOSの確認付きブートと同じセキュリティは保証されませんが、Windowsバイスと同じブートセキュリティが維持されるため、ChromeOS Flexバイスにおける不明なサードパーティオペレーティングシステムの起動を防止できます。詳しくは、Microsoftのドキュメント( https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/design/device-experiences/oem-secure-boot )をご覧ください。

 すべてのChromeOS Flexバイスでセキュアブートを有効にすることをおすすめします。

ファームウェアの更新:

 ChromeOSデバイスとは異なり、ChromeOS FlexバイスBIOSファームウェアUEFIファームウェアの管理と自動更新を行いません。代わりに、デバイスOEMから更新が提供されます。更新手順はモデルによって異なるため、デバイスの管理者が管理する必要があります。

TPM と暗号化:

 ChromeOSと同様に、ChromeOS Flexはユーザデータを自動的に暗号化します。ただし、すべてのChromeOS Flexバイスが、ハードウェアレベルで暗号鍵を保護するTrusted Platform Module(TPM)をサポートしているわけではありません。TPMをサポートしていない場合、データは引き続き暗号化されますが、攻撃に対して脆弱になる可能性があります。お使いのモデルがChromeOS FlexTPMをサポートしているかどうかを確認するには、認定モデルリスト( https://support.google.com/chromeosflex/answer/11513094 )をご覧ください。ChromeOS FlexでのTPMの使用に関する詳細( https://support.google.com/chromeosflex/answer/11528660 )をご覧ください。

■サポートしているVMとアプリ

Google PlayAndroidアプリ:

 ChromeOS FlexAndroidアプリやGoogle Playをサポートしていません。

Parallels Desktop

 ChromeOS Flexでは、Parallels Desktopを使用するWindows仮想マシン(VM)の実行をサポートしていません。

Linux開発環境:

 ChromeOS Flexの一部のモデルではLinux開発環境をサポートしています。

■ハードウェアのサポートとパフォーマンス

・認定モデルのみをサポート:

 IntelまたはAMDプロセッサを搭載したほとんどのパソコンでChromeOS Flexを実行できます。ただし、ChromeOS FlexARMアーキテクチャをサポートしていません。ユーザの想定どおりに高い信頼性で動作させるために、GoogleではWindowsMacLinuxの各種デバイスの一般的なモデルで検証して最適化しています。GoogleがChromeOS Flexの動作を継続的に検証しているモデルの詳細については、認定モデルリスト( https://support.google.com/chromeosflex/answer/11513094 )をご覧ください。ChromeOS Flexの認定モデル( https://support.google.com/chromeosflex/answer/11513815 )も合わせてご覧ください。

 認定していない多くのデバイスでも正常に動作する可能性がありますが、Googleはリストに記載されているデバイスのみを保証します。詳しくは、認定されていないデバイスにChromeOS Flexをインストールする方法( https://support.google.com/chromeosflex/answer/11582107 )をご覧ください。

 サポートをご利用いただけるのは、Google管理コンソールで登録済みの認定モデルのみです。

・キーボードの違い:

 ChromeOS Flexバイスでは、ChromeOSのキーボードレイアウト( https://support.google.com/chromebook/answer/1047364 )をご利用いただけません。代わりに、独自のOSのキーボードレイアウトとショートカットがあります。そのため、ChromeOS Flexバイスでは、一部のキーボードショートカットやファンクションキーがChromebookと同じようには動作しません。キーの機能を変更する方法の詳細については、外部キーボードのショートカット( https://support.google.com/chromebook/answer/183101 )をご覧ください。

 キーボード ショートカットやChromeOS Flexキーボードに印刷されているファンクションキーが別のOSに固有のものである場合、不適切な動作をすることがあります。つまり、キーボードに書かれているキーの動作とは異なる動作をすることがあります。

・ChromeOS Flexで未検証またはサポートしていないポートと機能:

 WindowsMacLinuxバイスの一部のハードウェア機能は、ChromeOS Flexで正式にサポートしていません。想定どおりに動作しない、またはまったく動作しないことがあります。

 デバイスでこれらのポートや機能が動作する場合でも、ChromeOS Flexではこれらを検証、管理することはありません。サポートしていないポートと機能は次のとおりです。

・CD / DVD ドライブ
・指紋リーダー
FireWire ポート
・赤外線(IR)カメラと顔認識カメラ
・専用のコネクタとホルダー
・入力用タッチペンとアクティブペン
・組み込みのマイクロ SIM カードスロット
・Thunderbolt の機能

注: Thunderbolt の機能はサポートしていませんが、USB-Cまたはmini-Displayportを使用するThunderbolt ポートは、USB3、USB4、Displayportの機能で引き続き使用できます。

・パフォーマンスの保証および基準の違い:

 ChromeOS Flexをインストールするとパフォーマンス、電力性能、信頼性が向上しますが、ChromeOSデバイスと同等のパフォーマンスは保証されません。

 ChromeOS Flexのデバイスのモデルによって次の動作が異なります。

・起動速度
・バッテリー駆動時間
・電力の節約

■管理

・ゼロタッチ登録:

 ChromeOS Flexでは、ゼロタッチ登録はサポートされていません。ChromeOS Flexバイスを登録する方法は、組織内でChromeOSデバイスを登録する方法と同じです。詳しくは、ChromeOSデバイスを登録する、Chromebookを一括登録する( https://support.google.com/chrome/a/answer/9412749 )をご覧ください。

・自動再登録:

 ChromeOSの基盤となるファームウェアとハードウェアは本来ChromeOS Flex向けに設計されていないため、デバイスは自動再登録をサポートしていません。そのため、権限のないユーザによるデバイスのワイプを防止することをおすすめします。たとえば、安全なBIOS またはUEFI管理者パスワードを使用し、ChromeOS Flexのインストール後は起動可能な外付けメディアを無効にしてください。

・確認済みアクセスと確認済みモード:

 ChromeOS FlexバイスにはGoogleセキュリティチップが搭載されていないため、確認付きブートを使用できません。確認済みアクセスポリシー( https://support.google.com/chrome/a/answer/1375678#content_protection_enabled )と確認済みモードポリシー( https://support.google.com/chrome/a/answer/1375678#device_verified_mode_required )が想定どおりに動作しないことがあります。ポリシーを有効にしていても、確認済みアクセスまたは確認済みモードを必要とするサービスが正常に動作しなかったりエラーになったりする可能性があります。

 ChromeOS Flexバイスに特化した[確認済みアクセス]と[確認済みモード]の設定を行う必要がある場合は、ChromeOSデバイスが登録されていない組織部門にChromeOS Flexバイスを移動してください。こうすることで、ChromeOS Flexバイスの設定を変更しても、ChromeOSデバイスのセキュリティには影響しません。

・SCEP に対応:

 ChromeOS FlexはSimple Certificate Enrollment Protocol(SCEP)に対応しています。管理コンソールでSCEPプロファイルを追加、設定する場合は、[セキュリティ]で[制限緩和]を選択してください。詳しくは、ChromeOSデバイスのSCEP証明書プロファイルを設定する( https://support.google.com/chrome/a/answer/11053129#add_scep_profile )をご覧ください。

ロールバック

 現在、ChromeOS Flexロールバックに対応していません。ChromeOS Flexを使用する際は、最大限のアプリ互換性を確保するため、長期サポート(LTS)チャンネルを使用することをおすすめします。詳しくは、ChromeOSの長期サポート(LTS)( https://support.google.com/chrome/a/answer/11333726 )をご覧ください。